その12:カルトレインについて
[2000年09月05日]
こんにちは。中山啓太です。今回は、鉄道の話です。
私は乗り物好きなので、このネタは何回か使うと思います...。
「アメリカでは車がないと生活できない」と聞いて、なるほど、
と同意する人は多いですし、またそれは正しいと思います。
お店に買い物に行ったり、子供をどこかに連れていったりするときには、
車がないとかなり不便です。
ところが、ここサンフランシスコ、サンノゼ近郊では、
加えて公共交通が非常に発達しています。
思うに、用途は大きく三種類あって、
1.通勤用。
2.障害者やお年寄りのため。
3.所得の低い人のため。
となります。
今回は通勤鉄道として、カルトレインを取り上げます。
この鉄道は、ギルロイからサンフランシスコまで、約120kmを結ぶ路線です。
うちサンノゼからサンフランシスコまで、約80kmは複線です。
平日は一日34往復と、結構な数の列車が走りますが、
日曜日は10往復と激減し、純粋な通勤路線です。
サニーベールからサンフランシスコまで、カルトレインに乗ると、
1時間20分かかります。
通常は車の方が短時間で着きますが、朝夕ラッシュ時に車で、
サンフランシスコまで行くと、おそらく2時間はかかるでしょう。
このような理由で(?)公共交通には珍しく、白人も多く乗っています。
通勤路線とはいっても、立って乗る人は全くおらず、
1階の二人席か、2階の一人席に着席して過ごします。
(そう、カルトレインの車両は、ほとんどが二階建てなのです。)
面白いことに、自転車を積むことが出来、専用のスペースがあります。
もちろん車椅子用のスペースもあります。
私は当初、「デカくて、ブサイクな列車だなあ」と思っていたのですが、
現金なもので、客車が日本製と分かってから好きになってしまいました。
カルトレインで使用している客車は銀色で新しいのですが、
それでも日本では10年前に走っていたような作りです。
「日本の鉄道は世界の最先端をいっている」と実感しました。
=カルトレインの写真=
http://www.sunnykeita.net/mail-appendix/012/012.html
=カルトレインのWebページ=
http://www.caltrain.com/caltrain/index.html
 
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