Sunny Keita



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10月8日(月) 帰国の日

帰国の日、ユリアにタクシーを呼んでもらう。
握手して別れる。あっさりしたものだ。
彼女もどう接したら良いのか分からないのだろう。
でもやっぱり、抱擁したりキスしたりは
恥ずかしくてできない。

タクシーは本人次第でどこに座っても良いようである。
助手席に座っている人が多いようだったので、
自分もそうする。
空港でタクシー代を払うとき、
運転手は、チップ用にわざとお釣りを細かくしていた。
先にチップ(一割強)を置いたら、
細かいお釣りをしまって、大きい硬貨で出し直してくれた。
前のラスベガスみたいな、ぼったくりタクシーでなくて良かった。
(電話で呼ぶタクシーは、大丈夫らしい)

ワルシャワからフランクフルトまでの飛行機では、
英語を話す父子が二人、隣に座った。
どうやらカナダ人らしい。
ポーランドではポーランド語が全く分からなかったので、
英語を話せるとほっとする。
その感覚がちょっと不思議だった。
(あの苦手な英語でほっとするなんて。)

カナダ人父子の、子供の方の咳が止まらなくなった。
お父さんが、アテンダントに、
「ドロップはないですか?」と聞いている。
そこで、今回持ってきていた「カリンのど飴」を出して
「これは日本の咳止め薬なんですけど、要りますか?」
と言ってみた、かったのだが、うまく伝わらず。
子供も、どす黒い丸い固まりなど、食べるはずもなく...。
でもお父さんに感謝された。ちょっと嬉しかった。


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